相続について

顧客対応をする女性

これまで一般に相続対策というと、まず「相続税対策」のことと受け取られていました。確かに相続税は資産家にとっては頭の痛い問題です。 しかし、もっと広く考えると、一番必要なのは、遺産をめぐって家族間に争いが起きないようにすることではないかと思います。 相続争いは何も資産家だけが直面する問題ではありません。むしろ最近では、相続税を納める必要のない人々の間で遺産をめぐる争いが多くなっています。 小さな土地や100万円もない預貯金をめぐって、家族同士が争うということは珍しいことではありません。 家族の誰かが死亡すれば、遺された家族全員が財産分けの話し合いに直面しなければなりません。 基本を理解して、末永く家族の円満を維持するようにしましょう。

相続とは、ある人が亡くなったあと、その人が持っていた財産や債務を引き継ぐことです。 そして、ある一定額以上の財産を引き継いだ人にだけ課税されることになるのです。これは、被相続人の死亡によって開始します。 しかし、死亡以外の場合でも相続が開始することがあります。 たとえば、長い間音信不通で行方が分からなかったり、戦争や船の沈没などの災難に遭遇して、生死が不明の場合などもあります。 この場合、家族が家庭裁判所に申立てをして、失踪宣告を受けると死亡したものとみなされます。 原則として、生死不明の状態で7年が経過したときに、失踪宣告が出されますが、戦争や船の沈没などの危難に遭遇して生死不明になった場合は、その期間が1年間に短縮されます。